まさか、再び熊本で大きな地震を経験するとは思っていませんでした。
先日2026年7月27日に熊本で被災してしまいました。
2016年の熊本地震も経験していますが、今回は震源に近い地域にいて、初めて家具が倒れたり断水したりする被害にあいました。
実家での避難を決めるまでのこと、避難先での生活、子どもとの避難生活で感じた不安や困ったことなどを、忘れないうちに記録として残しておきたいと思います。
地震発生時の状況
地震発生時は自宅にいました。
6月末に子どもがヘルパンギーナから手足口病にかかりました。
登園できるようになって、できなかった用事を少し終わらせ、やっとゆっくり一人で過ごす時間が持てた日でした。
自宅一人で採点の在宅ワークをしていました。
頭の中は採点を終わらせることでいっぱいになっていて、スマホから緊急速報が来たかどうかは覚えていませんでした。
最初揺れている途中で少しの間止まり、
また軽い地震だろうと思い込んでいました。
しかし、大きく揺れ始め思わず叫んでしまい簡単にリビングの置物などが倒れてしまいました。
途中から怖くなりテーブルの下に隠れました。
ただ相当怖いというか、今何が起こったのか状況をつかめずにいたと思います。
地震が一度おさまり周りを見てみると、
冷蔵庫など大型家具は倒れてなかったものの、冷蔵庫や棚が横に移動していたり、
窓や扉ドアが少し開いていて、網戸は落ちかけていました。
廊下も壁の崩れのためか粉のように落ちていました。
今度は余震が起こり、怖くなり迷いましたが車に逃げました。
近所の方も何人か外に出ていました。
友人などから連絡がきていました。
しかし何より心配だったのは保育園にいる子どものことです。
電話をかけてもつながらず不安になり、地震発生から30分ほどで迎えに行きました。
停電の影響で信号機が消えていて、交通整備のない状態での運転には細心の注意が必要でした。
無事に保育園へ到着し、怪我をしてない子どもの姿を見たときは涙が出そうになるほど安心しました。
避難を決めた経緯
地震直後は停電も断水もありませんでした。
ところが、その日の夜に食器を洗っていると徐々に水の出が悪くなり、最終的には断水してしまいました。
主人がお風呂に水をためていたおかげで最低限の生活はできましたが、状況は決して楽ではありませんでした。
さらに、停電と断水が発生した主人の実家から義母が避難してきました。
災害時だから仕方がないと思っていましたが、子どもの育児についてさまざまな指摘を受けることがありました。
お箸がまだ上手に使えないことや、おむつが外れていないこと、食事中甘いものを食べさせようとしたこと、寝る時間についてなどです。
もちろん私自身も改善したいと思う部分はありました。
しかし、余震への不安や家の片付け、断水による生活の不便さで精一杯だったため、指摘を受け入れる余裕はほとんどありませんでした。
洗濯やお風呂が使えないストレスも重なり、最終的に実家へ避難することを決めました。
これまで義母との同居経験はなく、一泊だけでも大変だと感じたことも理由のひとつです。
また、もし子どもがいなければ自宅で何とか過ごそうと考えたかもしれません。
しかし余震が続く中で、自分自身の精神面や衛生面、子どもの安全を考えた結果、避難することを選びました。
夫は震災翌日に早速片付け仕事に出ないといけないらしく、私と子ども2人で避難することに。
衛生面については、どちらにしろ我慢しきれなかったかもしれません。
職場には電話がつながらなかったため、直接訪問して事情を説明し、しばらく実家へ避難することを伝えました。
避難先での生活
幸いにも実家は被害が少なそうでした。
全く家具も落ちてそうな様子もなく。
パンやおにぎりなどの食料が少なくなったくらいでした。
ただ母のみしか頼ることができず、アパートだったため動き回る子どもの足音には注意しています(8月6日現在)。
避難先であっても、子どもとの生活には別の気苦労があることを実感しています。
避難先であっても、子どもとの生活には別の気苦労があることを実感しています。
ただ、避難先へ移動中にコンビニのトイレで手を洗ったとき、洗えるありがたさを感じました。
おむつを替えたあと手洗いをせず、手が臭っていたため、石鹸で手を洗えるのは何よりもありがたいことでした。
仕事について悩んだこと
地震が発生したとき、私は採点の在宅ワークの締切に追われていました。
昼間のうちに終わらせる予定でしたが間に合わず、夜中に作業を続けるつもりでした。
しかし地震によってそれどころではなくなり、今回の採点業務は休ませてもらうことにしました。
また、介護のパートについても悩みました。
母からは「お盆くらいまでは避難していた方がいい」と言われましたが、職場からはお盆前に出勤してほしいとの連絡がありました。
最終的には事情を説明し、お盆まで休ませてもらうことになりました。
自宅は2016年の熊本地震を耐え抜いた家ですが、2階の壁の一部に被害が残っていました。
そして今回の地震で、1階の壁にもひび割れや隙間が生じ、屋根瓦も一部落下しました。
さらに、トイレのドアを開けると自然に動いてしまう状態になってしまい、家が傾いている可能性もあります。
修理費用がどの程度かかるのか分からず、不安は大きくなるばかりです。
貯金もあと少しなため、今後は介護のパートを週3日に増やすことを決めました。
その影響で採点の在宅ワークとの両立が難しくなるかもしれませんが、現時点ではできる限り続けたいと思っています。
これから備えたいこと
2016年の熊本地震では比較的被害が少なかったこともあり、夫の念入りすぎる備えに対し、正直なところ私は少し抵抗を感じていました。
しかし今回、大きな被害を経験たことで、その考えは大きく変わりました。
災害への備えは決して大げさなものではなく、自分や家族の生活を守るために欠かせないものだと身をもって実感したのです。
被災すると、それまで当たり前だった日常が一瞬で失われてしまいます。
水道が使えないこと、子どもの生活環境を維持することの難しさなど、実際に経験して初めて分かることがたくさんありました。
今後もできる備えは、環境が落ち着いたら少しずつ見直していければと思います。
そして、この体験が誰かの防災を見直すきっかけになれば幸いです。